これがこれからのスタンダード!
上海無人コンビニBingoBox (缤果盒子)の体験レポート

・取材日:2017年11月9日
・場所:1750 Changyang Rd, Yangpu Qu, Shanghai Shi, 中華人民共和国 201203
         Aushanスーパーの駐車場の一角
・取材したコンビニ:BingoBox(Aushanが加盟して運営しているビンゴボックス)
・取材者:株式会社unbot チャイトピ!編集部

■BingoBox (缤果盒子)とは?

BingoBox (缤果盒子)は中国で無人コンビニサービスを提供する会社。親会社は缤果水果(Bingo Fresh)。缤果水果は中国の華南地区で新鮮な果物を、独自の物流システムでネット注文から2時間以内にユーザーに配達するサービスを提供。BingoBoxはチェーン展開する大手小売企業等とフランチャイズ契約を交わし、加盟店により運営されている。低コストで運営できる点で個人の副業としても注目を集めている。

■BingoFresh(缤果水果)公式サイト  
■BingoBox (缤果盒子)公式サイト

■上海にある欧尚(Auchan)の無人コンビニBingoBoxを体験!

早速、行ってみましょう
入り口はロックされており、入店するにはドア側にあるQRコードを読み取ります。WeChatを起動してQRコードを読み取り友達登録をすると、会員登録ページに移動。登録には携帯番号と実名の登録が必要になります。私は中国の携帯番号を持っていないので登録することができず、すでに会員なっていたSさんのスマホをお借りします。

ドアロックを解除!
SさんのスマホからQRコードをスキャンしました!

■無人コンビニ店内の様子

店内に入ると、お菓子やお酒を含むドリンク、日用品が陳列されています。インスタント商品や日用品が揃っておりコンビニと似た印象ですが、コンビニに置いてある電気ポットや電子レンジは置いていませんでした。また、盗難防止対策で高額な商品は置いていません。

 

お菓子を一つ購入してみます!


まず先に、レジで会計する商品を読み取ります。
公式ページによると、5つまでの商品であればスキャン場所にまとめて置くことで自動に識別、計算されるそうです。(※この際、商品を重ねたり倒して置かないように注意が必要)
機械上のモニターにスキャンした商品と価格が表示され、決済ボタンをタッチすると決済に進みます。決済画面でWeChatPay(テンセント)かAlipay(アリババ提供)を選択できます。

 

 

今回はWeChatで支払いをします。
スマホから表示されたQRコードを読み取ると…
即座に「支払い成功!」の音声が流れました。
30秒もかからない間に、支払い完了です!
「3秒後にドアを開けます」という音声が流れ、自動で解錠されて退店することができました。

支払いの流れの動画はこちら。
(最初にミスで商品を2度読み取ってしまいました。)

 ■WeChatPay 支払い操作方法

会計処理が完了したら、レシート必要か5秒以内に選択しないといけません。
今回は選択が間に合わなかったのでレシート発行されず、ドアのロックが解除されました。

■商品を購入しない場合

欲しいものがなく、商品を購入しない場合でも、入店時と同じようにドア横にあるQRコードをスキャンすればドアのロック解除可能。手動でロックを解除する動画はこちらです。

■セキュリティの問題

サクッと買い物ができて便利な無人コンビニですが、
万引きなどの不正を働く人が出て来そうですが、セキュリティ対策もしっかりととられていました。

■BingoBox公式ページに記載されているセキュリティ対策
 ・店内の監視カメラは24時間稼働。
 ・盗難防止に商品毎にRFID電子タグを貼り付けている。
 ・支払済の商品とそうでないものを識別できるので、支払いしていない商品をもって出ようとすると警報が鳴る。
 ・QRコードをスキャンしているアプリに個人情報が紐づいているので、個人特定が可能。
 ・スマホ決済のみに対応しているため、現金目当ての盗難は防げる。

■まとめと利用した感想

【利用した感想】
「1分でお買い物」を謳っているだけあり、入店から支払い、退店までQRコードをスキャンするだけで簡単!レジに並ぶ必要もないので、お菓子屋ドリンク、簡単な日用品は無人コンビニでの買い物が楽だと感じました。現地にお住いの方達にとっては難なく使用できる施設ですが、筆者を含め、外国人旅行客はWeChatPayやAlipay決済アプリを利用できない問題があります。(現在、WeChatPayやAlipayでは外国人向けの登録を簡単にできるように開発を進めています)
セキュリティの問題に関しても、高額商品は置かれていないし前金も置いていないので万が一のことがあっても被害額は少なそうだと感じました。

【日本でも流行る?】
入店、支払い、退店には全て利用しているアプリに紐づいている個人情報が取られるので、もし、中国と同じやり方で日本でも無人コンビニを展開するとなったら、個人情報保護に敏感な日本で流行るかは難しいかもしれないと感じました。

【課題】
無人とはいえ、商品の補充は無人コンビニ運営しているAuchanスーパーのスタッフが行なっています。
また、夏には店内が40℃を超える高温になってしまい、機械の故障や、チョコレート等の熱に弱い製品が溶けてしまう問題も発生したことがあるようです。無人コンビニはまだまだ発展途上中で、スタートアップ企業がこぞって新しい無人コンビニサービスを開発しリリースしていて、政府もスタートアップ企業の事業を支持と補助金による支援を行なっているので、今後こういた課題もスピード感を持って解決されていくでしょう。

今後の中国無人コンビニの発展に期待しています!


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https://www.nikkei.com/article/DGXLZO15427060Y7A410C1MM8000/

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■コンビニオーナーたるのブログ
http://tai-han.net/tag/%E7%84%A1%E4%BA%BA%E3%83%AC%E3%82%B8


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