2018年1月17日、中国の無人コンビニ事業を展開するBingo Box(ビンゴボックス)が、シリーズBの資金調達をした。
資金総額は8000万ドル(約5.1億元)。投資者はFosun資本、Qiming Venture Partners、SOURCE CODE CAPITAL、GGV Capital、普思資本、銀泰資本など。

■調達資金の用途

Bingo BoxのCEO兼創業者の陳子林(チェン・ズーリン)によると、今回調達した資金は技術開発、業務向上、産品のグレードアップに投資すると言う。Bingo BoxはすでにBingo研究院を成立しており、研究院では小売業を対象にAI解決策の研究をしていく。
今年第一四半期では、画像技術に基づくBingoBox2.0も正式に運営開始予定となっている。

今回、シリーズBの資金調達を達成したBingo Boxは新世代の無人レジ解決策「BingoBox Mini(ビンゴボックスミニ)」を発表した。
Bingo  Box Miniは画像識別技術に基づいて低コストを実現したセルフレジの解決策だ。
2018年の第一四半期で実店舗に導入する予定となっている。

■Bingo Box Miniの特徴

Bingo Box Miniの外観はよくあるオーブンほどのサイズ。従来のコンビニを改装しなくても、Bingo Box Miniを通して無人セルフレジ化を実現できるそうだ。
従来では商品のバーコードをスキャンして会計をしていた。しかし、Bingo Box Miniではユーザーが商品をレジに置くと、レジのシステムが自動的に商品を識別する。それから機器上に表示されたQRコードをスャンすればモバイル決済ができるし仕組みになっている。

陳子林はこう語る。

Bingo Box MiniはBingo Boxの派生品です。コストは約千元。短期間で多くを量産することができます。
また、これは従来のコンビニに力を与える有力なアイテムです。従来のコンビニの無人化サービスを実現させ、決済の効率を上げることにより、レジ待ちの長蛇の列が解消される。更に人件費の節約でコストの構造を再構築できる。
Bingo Boxの目標は、最小限のコストで従来の(夫婦などの)個人経営店の力になることです。

2017年、中国では「赋能(訳:エンパワーメント)」という言葉が流行った。
多くの人々が、この新しい市場に参入して従来の個人経営店を改装していた。

陳子林は続けてこう語った。

個人経営店に訪れるユーザー量は多くありません。
多くの経営者は営業時間のうちの10%の時間は棚卸しをしていて、残り90%の時間は客の入場を待っていますよね?
これでは人生の貴重な時間を無駄にしていると言えるでしょう。
Bingo Box Miniの無人小売技術がこいいった個人店をリニューアルするチャンスをもたらします。
効率を上げるということは「赋能(エンパワーメント)」なのです。

■Bingo Boxの展望

Bingo Box Miniだけでは、コンビニの無人化の実現は難しい。
将来的にはBingoBox MiniとBingo Box の防犯カメラの映像を結びつけることで、コンビニの無人化が実現できると考えている。ユーザーは決済していない商品を持って店を出る時に、店内の警報が鳴る仕組みを作ることができれば、店のオーナーは常時店にいる必要がなくなる。加えて経営時間を伸ばすこともできるのだ。

陳子林はこうまとめた。

Bingo Box Miniは個人経営のコンビニの改革する第一歩にすぎません。将来的にBingo Boxでは更に多くの技術開発に挑んでいきます。
完全に画像識別技術に基づくBingoBoxは、まもなく北京でオープンしますが、これらのBoxは、我々の今後の技術を向上させるための実験室なのです。今後、更に技術が向上したら、我々は更に多くの「赋能」を提供することができます。

■Bingo BoxのAI「小範FAN AI」とは

Bingo Boxは2017年9月に「小範(シャオファン)FAN AI」というAIを発表している。
今回発表したBingo Box Miniも小範FAN AIの一部だ。
「小範FAN AI」の特徴は、7日の内に800-1000種類の新SKUを学習できること。従来のコンビニの開業と商品更新のサポートに十分なサポート能力を発揮できるという。

2017年7月、陳子林は1年間に5000のBingo Boxを開店すると宣言していたが、半年経った今、この目標を実現することはできなかった。しかし、陳子林のこの目標は変わらない。「2017年の経験を活かし、今後は小範FAN AIの機能を追加することによって従来の予想よりも早くに目標を達成できるかもしれない。」と語る。
2018年、Bingo Boxは北京、天津、成都など高速展開にふさわしいの都市に着目してサービスを拡大していく。

2017年 中国は「無人小売」元年。
無人コンビニは2016年末にアマゾンGOのプロモーションビデオから始まり、7月にはアリババの無人ショップ「淘咖啡(タオコーヒー)」が登場、そして続々と新しい無人化サービスが誕生した。

陳子林は「幸運」と「刺激」で2017年を表現する。
Bingo Boxは2017年に我々の想像以上の注目を集めた。事業の発展には挫折もあったが、比較的順調だったと言えるだろう。業界の発展スピードも想定外だったが、現在、中国では無人コンビニ市場に参入している企業が60社を超えた。
Bingo Boxの目標は一つのユニコーン企業になることだ。これからもひたすらに突き進んでいく。

■チャイトピ!Bingo Box関連記事
>上海の無人コンビニBingo Boxの体験レポ
http://chaitopi.com/index.php/2017/11/01/auchanbingobox/


・参考記事
http://new.qq.com/omn/20180117/20180117A03L0H.html