ネット通販消費の伸び率は長年20%だったが、2017年は珍しく30%の伸び率に成長した。
近日iResearchが発表したデータでは、2017年中国ネット通販市場の取引規模は6.1万億元と見込んでおり、前年より29.6%増加。この成長率は新リテール(小売)からの影響を受けたことが多きく影響している。

■ネット通販消費は3割増加

iResearchのデータでは、2013-2017年の間で中国ネット通販市場取引規模の伸び率は、2016年に歴史最低の23.9%に落下、2017年は5.7ポイント増加した。
業界に詳しい者によると、2017年初期、業界はネット通販市場交易規模の成長率は20%前後と予測されていたが、実際には2017年のネット通販の伸び率は予想を超える結果となった。
予想以上の伸び率について、iResearchの分析では、2017年はオンラインとオフラインが融合した一年だったため、オンラインがオフラインにデータ面で協力し、オフラインがオンラインへ業務改善指導した効果が出たことが要因となり、ネット通販は新しい発展のエネルギーを得たと言えるだろう。

■新リテール(小売)の効果が現れた

多くのリテール事業者によると、中国ネット通販市場規模の成長の背景はEC企業が頻繁にリアルリテール事業を試したからたと語った。過去の一年間、EC企業はリアル商業の発展方向を模索していた。一方で、リアルリテール企業はECとの融合を加速させた。「スマートリテール」、「新リテール」、「越境リテール」などは業界の新しいキーワードになった。
アリババの盒馬鮮生、ジンドン(京東)の7FRESHなどは新リテールの試験店舗だと見られる。
現在、これまでオンラインに注目していたEC企業たちはこぞってリアル商業を発展させるための空間を開拓しており、オフラインのユーザー数を獲得するために競争している。

EC企業とリアル商業との業務提携は、目新しいビジネスではなくなった。
アリババは銀泰、百聯、新華都、高鑫リテールなどと親密になり、京東とウォルマートとの交流が頻繁にみられた。
EC企業と実体商業の境目がなくなったために業績が大きく成長している。

■サービス消費が伸び率を引き上げた

オンラインのサービス消費取引は、ネット通販の成長が緩んでいる傾向を挽回した。
中でも、家政サービスの注文伸び率は想定外であった。2017年7月までで、「58到家」の注文量とプラットフォームの家政婦の数は共に150%の伸び率を確保している。

中国社科院財経戦略研究院の主任、李勇坚によると、O2Oの競争で生き残ったプラットフォームは、ユーザーの特徴とニーズをいち早く掴んでおり、提供するサービス内容も従来と比べて非常に細かくなっている、と語った。

 

・58到家ウェブサイト:https://bj.daojia.com/


・参考記事
http://www.xinhuanet.com/tech/2018-01/22/c_1122291899.htm