iyiou.com(中国のメディア:以下、億欧)が菜鳥の非公開情報を入手。
アリババ傘下の大手物流企業の菜鳥(CaiNiao:以下菜鳥)は、無人運転の領域へ大規模に参入するそうだ。
菜鳥は既に無人運転テクノロジー分野で2年以上の経験があり、研究開発方向も単純な団地無人配送ロボットから無人運転車両に方向転換している。
億欧の記者がネットで関連情報を調べていると、一人の菜鳥のエンジニアが知乎(ちこ:中国Q&Aサイト)で、 「現在、菜鳥で無人運転テクノロジー方面の人材を募集しているほか、従来の車工場においてもエンジニアを募集している」という話を投稿しているのが目に留まった。

さらにこのエンジニアの方は知乎でユーザーからのいくつかの質問にこう答えていた。

Q:開発にはばかにならないコストが発生するのでは
A:無人運転トラックの開発コストについて言うと、現在は人件費がどんどん値上がりしているので、開発コストは全く大きな問題ではありません。開発コストは数年内に下がることが目に見えているから、いまは未来にどんどん投資していくべきです。

Q:輸送事故のリスクは?
A:無人運転トラックの主な活用シーンは、低速シーンや一定の高速条件下(幹線状の大型トラック配送といった単純な経路)のみで輸送するため、リスクはコントロールできます。なので、大型トラックに無人運転テクノロジーを応用すること、展開させていくことは全く問題ないと考えています。

将来の物流業界の景色は、新エネルギーと自動運転テクノロジー、この2つの融合で成り立つことが見えています。
テクノロジーは今すぐ応用できるため、私はこの領域の将来発展の可能性を信じています。
こうした確信を持っているので、私は菜鳥で無人運転を研究しています。

■菜鳥の無人運転テクノロジーの歩みと展望

菜鳥の無人配送ロボ「小G(発音:シャオジー)」

菜鳥は2016年9月に初めて無人配送ロボットを公開しており、このロボットは団地で使われ、スピードは速くないが、立派な無人運転テクノロジーを世に公開した。
2017年のW11(ダブルイレブン(独身の日):中国ECの爆買いイベンド)開催後に、菜鳥は小Gのグレードアップバーションを公表しており、同時に従来のものより大きな無人運転ロボット基普拉斯(発音:ジプラス)も公表している。
前世代のロボットと比べると、ロボットのスピードが更に早くなっていて自動車と似た構造になっている。

菜鳥は無人運転領域への参入を前々から考えていた。
現在、アリババのある求人サイトで菜鳥の無人運転人材を30人以上募集しており、無人運転への投資を増やし続けている。
中国の大手IT企業の百度(Baidu)や、ダイムラー、テスラなどの競合企業に立ち向かうべく、菜鳥も動き始めており、すでに一定の成果を残していることが予測できる。

菜鳥は既に無人運転大型トラックのテストを済ませており、もうじき正式に公表されるだろう。

・菜鳥 「小G」ページ
https://www.cainiao.com/markets/cnwww/lab-xiao-g

■チャイトピ!菜鳥(CaiNiao)企業紹介記事はこちら


・参考記事
http://news.chinawutong.com/wlqy/clw/201801/52909.html
https://news.smzdm.com/p/34543/