現在、中国では「ミニカラオケ」と呼ぶ一人カラオケが若者の間で人気を呼んでいる。

■ミニカラオケとは

ミニカラオケの中国語表記は「迷你卡拉ok」

ミニカラオケボックスは、ショッピングセンターの中や映画館などに設置されていて、外見やサイズ感は公衆電話ボックスに似ている。面積は約2㎡、室内にはヘッドフォン、マイク、更にエアコン等の設備が完備されており、防音対策も万全で、外からは中の音を聞くことはできないため、こじんまりとした空間で自分一人の世界を気軽に楽しめる。
利用シーンは、友人との待ち合わせ前のあき時間や、彼女の買い物に疲れた時にリフレッシュするのに利用する場合などの、ちょっとした「暇つぶし」に最適。気軽にストレス発散、暇つぶしできる点が人気の理由だ。

室内は基本1、2人用だが、細身の人であれば最大3人くらい入ることができそうだ。
驚いたことは、選曲から支払いまで全ての作業をチャットアプリのWechatで行える点。
ミニカラオケでは自分の歌声を録音することもでき、インターネット上にアップロードして友人に送って音声をシェアすることも可能なので、まさに時代に合った娯楽施設となっている。

費用は15分間の利用で、おおよそ20元–30元(約400−500円)
上海では飲食店のアルバイト時給がおおよそ20−40元(400–700円)なので、この金額に対し費用が高すぎるというコメントも多いが、それでも利用者が後をたたないのはそれほどストレス発散できる環境が少ないのだろう。週末にはボックスの外に順番待ちの行列が見れるほどだ。

 

■Weiboのミニカラオケ関連投稿

流行りのミニカラオケは1曲8元(約120円)、1時間58元(約1000円)。
他にも15分20元、30分38元のコースあり。
あなたは利用する?

ミニカラオケはどんな人のどんな欲求を満たすの?

■「ひとり消費」の市場と背景

2016年に中国に1人用のミニカラオケが登場。
このような1人で楽しめる施設の登場した背景としては、近年、大都市で一人暮らしをする若者や単身者が増えているため、外食や映画、買い物などにおいて「1人分」の消費ニーズが高まっていることが大きな要因だと思われる。
以前、中国で「空巢青年(大都会で一人暮らしする2,30代の青年たち)」の話題が取り上げられ、「ひとり消費」が注目を浴びた。こうした時代の流れから、企業は今後は1人で気軽に楽しめる消費ブームが到来するとみて、ミニカラオケのような「おひとり様サービス」を展開している。
そして、ミニカラオケの登場から1年経った2017年には、「ひとり消費」の市場規模が急激に拡大。
2019年には市場規模が100億元(約1,745億円)を突破すると予測されている。
中国文化部は2017年7月26日の記者会見で、ミニカラオケに対しての管理法案を発表しており、中国では正式にミニカラオケの文化と「ひとり消費」業界の地位を確立した。今では上海や北京、広東などの大都市を中心に、大多数の企業がこの「ひとり消費」市場に参入している。


・メディア映像ニュースリンク:
http://v.youku.com/v_show/id_XMjg5MTY2NTk2NA==.html