2017年から中国の無人コンビニや無人商品棚といった無人サービスは多くのメディアから注目を集めました。
BingoBox、F5未来商店、TakeGo、Mobyなどのスタートアップ企業のほか、娃哈哈(飲料メーカー)、居然之家(家具小売店)、永輝超市(チェーンスーパー)などの大手小売企業も無人コンビニの市場に参入しています。インターネット企業大手のアリババとJD.comを運営する京東(ジンドン)も無人店をオープンしています。

以前、当サイトの編集班は以前に別の無人コンビニを取材しています。
・記事はこちら:http://chaitopi.com/index.php/2017/11/01/auchanbingobox/

本記事ではその後の中国無人コンビニ事情をお届けします。
今回取材したのは上海の虹橋路にあるショッピングセンター内に開店された、無人コンビニ「jian24」を取材しました。
運営会社は店名と同じと「簡(Jian)24」というスタートアップ企業です。

・取材日:2018年6月24日(土)
・取材者:株式会社unbot チャイトピ!編集部 
・住所:上海市虹橋路1665号A102

簡24は無人コンビニが流行った2017年7月に成立されたスタートアップ企業です。
コンピューター視覚識別、復合センサーと深度学習などの科学技術を無人コンビニに活かし、来店者に「直接商品を持って店を去るだけ」という簡易ショッピング体験を提供する事業を展開しています。

簡24は創立されてから2回の資金調達に成功しており、以下が整理した図です。

店内のシステムの大きな特徴は、視覚識別センサーを通してユーザーの店内での行動を追跡でき、その識別の正確率は80%以上だと公表されています。無人コンビニ市場で知名度の高いBingoBoxと違う点では商品にRFIDを貼っていません。店の面積もコンパクトなBingoBoxより大きく、一般的なコンビニと同じぐらいのサイズ感です。
従来の無人コンビニに設置されていたレジでQRコードをスキャンする必要がないので、それがどの程度の精度なのか、実際に試してみたいと思います!

早速店内に入ってみた

▲一見、普通のコンビニと変わりはない。
スマホから会員登録をしないと入店できません。

▲会員登録画面
(アプリあるいはWeChatミニプログラムで会員登録)

▲早速スマホで会員登録し、入り口でバーコードをスキャンして入店。
(この時、顔認証もされている)

   ▲カップ麺、お弁当、飲み物、シャンプーなどの飲食物から日用品を取り扱っています。
おでんもあります!電気ポットや電子レンジも完備。飲食スペースもあります。

▲商品棚に20個以上のカメラやセンサーが設置されています。

買い物の一連の流れ

 

チャイトピ!編集部も実際に買い物してみました。
商品を持って出口ゲートを通る際、約4秒待ったところでゲートが開きました。正直、反応が遅いと感じました。
また、携帯の決済画面を確認したところ、驚いたことに今回買ってない(手に持っていない)商品が決済されていたことに気づき係員に申し出たところ、システムの反応に問題が出たらしく、現場にいる店員が解決してくれました。
無人コンビニを謳っていますが、実際現場には2名の店員が配備されており、彼らはお客さんからの問い合わせや決済商品の間違いへの対応をしています。正確率80%であれば、問題が多発することを見通して予め配置されているのでしょう。

▼スマホの決済画面

▲いちごポッキーは買いました。
▲いちごハイチュウも持っていました。
下のチョコドリンクは買っていません!

簡24はこの前に体験したBingoBoxと違って、決済にQRコードのスキャンの必要がないのが利点のはずですが、店内が混み合って今回のような会計上のトラブルが多発した場合、結果的に会計に時間が取られてしまうという本末転倒な状況になり得ませんね。
トータル入店から退店までにかかった時間は約30秒。システムの制度が高ければサクッと買い物が済むので便利であることは確かですが、やはりシステムの精度の改善がまだまだ必要だと感じました。
しかしそこはトライアンドエラーに寛容な時代の中国です。今後、簡24の将来性に目をつけた企業が出資や事業買収してくれる可能性も大いにあります。がんばれ簡24!!
今回購入したものはもちろん自腹なので、会計ミスのあった商品をしっかりと返金してもらい帰路につきました。

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