日本でオンラインフリマサービスを提供するメルカリがIPOしたことにより、フリーマーケットに多くの投資家の熱い視線が集中。C2C市場で中古品売買サイトは短期間で人気を集めました。ECに強い中国にも、メルカリのような中古品売買サイトが数多く存在しています。
2017年までの中国の中古品取引規模は5,000億元(約8.3兆円)に達しており、2020年までに1兆元(約16.7兆円)にまで達すると予測されています。本記事では中国の各種オンライン中古品取引サービスの情報をお届けします。

■アリババ系総合中古品ECサイト閑魚(xianyu)

中国のフリマ代表格の「閑魚」はアリババ傘下の中古品取引プラットフォームで、ファッションから家電まで幅広い商品が売買されています。閑魚はアリババの信用決済システムと繋がっているため、取引は比較的安全と認識されています。2017年までにユーザー数は2億人を超え、月間アクティブユーザー数は1960.1万人、業界ではトップの位置にいます。

直接、淘宝(タオバオ)あるいはアリペイのアカウントを利用して登録できるので、アリババの天猫(Tmall)で買った服が気に入らなかった場合は、そのまま閑魚で転売することができ、利用方法もアリババの淘宝とほぼ同じです。淘宝や天猫と違う点は、閑魚では基本的に返品はできないこと。返品の申請はできるが、販売者側の同意がないと返品できない仕組みになっています。販売されている商品の価格については、販売者と直接交渉できるため、価格重視で中古品を買いたい人によく利用されているアプリです。

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■京東(ジンドン)傘下の中古品売買サイト「拍拍二手」

「拍拍」は元々テンセントが2005年アリババの淘宝への対抗馬として作ったECプラットフォームでした。サイトもほぼ淘宝のコピーです。残念ながらただ模倣しただけのサイトは本家の淘宝には勝てず、敗北。
2014年にテンセントとJD.comを運営する京東(ジンドン)がパートナーシップを組み、「拍拍」にも転機が訪れます。拍拍は京東の傘下に入り、その後業績や管理の問題でサイトは閉鎖しましたが、2017年12月に京東は中古品売買アプリ「拍拍二手」をリリースし、拍拍の復活を宣言します。

拍拍二手は閑魚と同じく総合中古品売買プラットフォームです。サービス内容は個人間の中古品取引、中古品リサイクル、商品レンタルなど。そのうち中古品リサイクルサービスが特にユーザーから高い評価を得ており、個人が携帯やパソコン、家電などの中古品を第三者店舗に販売し、店舗は回収した中古品を転売する仕組みで、店舗は個人から購入するよりも信用度が高い点がメリットになっています。
拍拍二手は京東のアカウントで登録でき、京東で買った商品を「拍拍二手」で転売することが可能。

 

■総合中古品売買プラットフォーム2位の「転転(ZhuanZhuan)」

転転は現地生活情報サイト「58同城」傘下の中古品取引アプリで2015年11月にリリースされました。
2017年にテンセントから2億米ドルの投資を得ています。アクティブユーザー数は1747.7 万人、アリババ傘下の閑魚の次に多い中古品取引サービスです。閑魚と共に9割以上の市場シェアを占めています。

転転はスマホや家電などのデジタル製品の中古品に対して検査サービスも提供しており、ユーザーが注文した商品を転転が指定した検査場所に送り、専門的な商品検査を受けて、購入者は検査報告を確認してから料金を支払うことができます。
壊れていたらどうしよう、といったユーザーの不安な気持ちを運営側がしっかりとサポートしている点が多くのユーザーが定着している理由でしょう。
WeChatアカウントからユーザー登録可能で、決済はWeChat payで決済します。

 

■古書売買の専門サイト「孔夫子旧書網(Kongfz.com)」

孔夫子旧書網は2002年に創立された中古本専門の取引プラットフォーム。
中国オンラインの中古本市場シェアの9割以上を占めており、2016年の取引額は約5億元(約84億円)。サイトに出店している書店は1万店を超えています。古本のオンラインオークションサービスも提供しています。本の虫が多い中国ならではのサービスといえるでしょう。

携帯番号やメールアドレスで登録が可能で、決済方法はアリペイ、WeChat pay、ネットバンキングなど、複数の選択肢から選択できます。

 

■中古車ECプラットフォーム「瓜子二手車」

瓜子二手車取引サイトは2015年リリースされました。2015年の取引額は37億元(約623億円)を超え、リアルタイムで販売されている車の数は12万台以上。2017年6月にラウンドBで4億米ドルの資金を調達しています。2018年5月のMAU(月間アクティブユーザー数)は705.47万人で、中古車EC業界の一位に立っています。第二位の「人人車」を大きく上回り、業界のトップランナーとして走っています。

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気になるサービスはありましたでしょうか。閑魚や拍拍二手は自社ECサイトで購入されたものが、古くなったり気に入らなかった場合、自社のフリマサービスに流動させるなどの仕組みが上手いですね。中国でも当たり前に中古品を売買する時代になり、ユーザーは今後ますます増加することが予想されます。市場が拡大するとサービスの差別化がむずかしくなってきますが、すでに業界で立場が確立しているサービス以上のサービスが今後誕生することに期待したいです!

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