インターネットは人々の生活を大きく変え、インターネットショッピング今や若者だけでなく、高齢者のユーザーも増えている。
近日、アリババが発表したカスタマサービスの報告では、タオバオ(淘宝)と天猫(Tmall)を合わせて高齢者のユーザーは3,000万人近く、50〜59歳の定年退職したと想定される年齢は75%を占めている。このユーザーたちは80後(1980年代生まれ)、90後(1990年代生まれ)の親で、インターネットと共に成長して来た子供の影響を受けて、時間のあるときにネットショッピングを利用してるようだ。

■中国高齢者のインターネット利用状況

中国インターネット情報センター(CNNIC)が発表したで統計報告では、2017年6月まで、中国50歳以上のネット民は前年比10.6%増の8,000万人、60歳以上のネットユーザーは0.8%増の3,600万人。高齢者のネット普及率は15.6%。テンセントが公開したデータでは、2018年9月まで、55〜70歳の高齢者ユーザー数は6,100万人。

スマホを使ってWeChatで親族や友人とチャットしたり、ホンバオ(紅包)を送信する高齢者は増え続けており、春節の時には家族が作ったチャットグループで早い者勝ちのホンバオを取り争うことが新たな家族の楽しみとなっている。

▲天猫(Tmall)の高齢者向けファッションの販売ページ

■中国高齢者ネット消費の特徴と課題

京東(JD.com)のビッグデータによると、中国高齢者のネット消費は以下の特徴がある。

  • 消費規模が年々拡大している
  • 健康、病気の予防意識が強く、サプリメントや健康用品が売れ筋商品
  • ソーシャル的な消費需要が強い、子供がそばにいない高齢者が増えているため、コミュニケーション欲があるため、携帯による消費が増加
  • 中国の国産商品をメインにショッピングしている
  • 値段と品質を共に重視している
  • 男性はデジタル製品、女性は食品やファッション関連アイテムをよく閲覧している

高齢者のネット利用率が増えている一方で、若者ほどスマホを使い慣れてないためネットショッピングを利用する際にはよく問題が発生する。例えば、アカウントのパスワードを忘れる、荷物配送のトラッキングの調べ方がわからない等の問い合わせが多い。

以下、アリババカスタマサービスが高齢者のユーザーから最も多く問い合わせを受ける質問内容トップ5

  • 直接出店者と連絡を取りたいが、その方法が分からない
  • 荷物の配送状況を知りたい
  • アカウントのパスワードを忘れた
  • 商品情報に関する問い合わせ
  • ネットショッピングの手順がわからない

今、中国は高齢者社会に突入し、国家は高齢者向けの商品開発とサービスの改善を急いでいる。
こうした国のニーズを汲み取って、アリババは今年2月から「親情アカウント」を打ち出している。親情アカウントを追加すれば、親と子供がオンラインで繋がることができ、家族との交流時間が増え、さらにスマホで快適な決済を実現できる。
今後も益々拡大していく高齢消費者市場に向けて、アリババやテンセントなどの大手企業に関わらず、ベンチャー企業も目をつけて新たに高齢者向けサービスを打ち出してくるに違いない。

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