注目されてる中国企業Q3の決算をお伝えいたします!

■大手インターネット企業百度(baidu)

百度は10月31日に、2018年Q3の決算を発表した。
収益は282億元(約4584億円)、前年比27%増加。純利益は124億元(約2015億円)、前年比56%増加。
検索、AIなどの事業が収益増加に寄与した。

百度が開発したAI音声システムDuerOSの応用が市場に拡大しており、2018年9月までのDuerOS音声交流回数は8億回を超えている。
また、百度が開発した自動運転プラットフォームApolloを搭載したバス「アポロン」が中国10都市で運営を始めた。

百度のコア事業であるサーチエンジン事業の成長も目立っており、9月に百度アプリの平均DAUは1.51億人を超え、前年比19%増加している。
百度傘下の動画サイト爱奇艺(iQIYI)では2018年9月までに有料会員数を8,070万人を抱えている。

 

■家電大手の美的集団(Midea Group)

美的集団のQ1〜Q3決算では、収益は2057.56億元(約3.3兆円)、前年比10.06%増加。
純利益は179億元(約2909億円)、前年比19.35%増加。

「美的」グループは1968年設立中国の家電メーカーで、エアコン、冷蔵庫など家電を製造販売している。1993年に深センで上場。

今年10月に、美的は競合である洗濯機メーカーの「小天鵝」(Little Swan)を株式交換で吸収合併することを発表した。これにより美的の家電事業はさらに拡大している。

 

■O2O小売企業蘇寧易購(Suning)

蘇寧易購のQ1〜Q3の決算では収益は1729.7億元(約2.8兆円)、前年比31.15%増加。
純利益は61.27億元(約995億円)、前年比812.11%増加。アリババの株式を売却したことが増益に寄与した。

Q1〜Q3蘇寧易購オンラインプラットフォームの交易規模は税込で1379.54億元、前年比70.89%増加。
オフラインのコンビニやスーパーなど店は計6292店を所有している。
また、蘇寧易購は研究開発への資金投入を増やし、Q1〜Q3の研究開発投入は約14.97億元(約242億円)、前年比63.15%増加。

蘇寧は中国の大手家電販売企業というイメージが強いが、現在は家電販売、EC、物流、金融など様々な事業を展開する企業へと成長している。

 

■中国エアコン大手の格力(GREE)

格力のQ1〜Q3収益は1486.99億元(約2.4兆円)、前年比34.11%増加。
純利益は211.18億元(約3,431億円)、前年比36.59%増加。うちQ3の純利益は83.1億元(約1,347億円)、前年比38.35%増加。

2013年に格力のCEO董明珠は中国スマホメーカーの小米(xiaomi)CEOの雷軍と「5年後、小米の売上が格力を超えるか。」といった賭けをしており、当時の小米は創業から3年経ったばかりの新米企業であった。
間も無く賭けの期限となるが、小米側はまだQ3の決算を公表していない。
1991年に設立した老舗の大手家電メーカーと猛スピードで発展しているインターネット企業はどちらが勝者となるのか、いま国内で注目されている。

 

■アンチウイルスソフトウェアのIT企業 奇虎360

奇虎360が発表したQ1〜Q3の決算では、収益は94.49億元(約1530億円)、前年比11.77%増加。
純利益は25.16億元(約407億元)、前年比7.93%増加。

奇虎360傘下の金融会社「360金融」は今年10月にアメリカでIPO申請書を提出している。
中国インターネット企業傘下の金融企業が独立しIPOを申請するのはこれが初めてだ。


 

■ソース記事

http://tech.huanqiu.com/it/2018-10/13405130.html
http://news.sina.com.cn/o/2018-10-30/doc-ihnfikvc4655437.shtml
http://tech.qq.com/a/20181030/013842.htm
http://tech.qq.com/a/20181030/012505.htm
http://www.techweb.com.cn/it/2018-10-31/2710072.shtml