2018年度決算の発表シーズンが始まり、多くの中国企業が相次いで年度決算を公表した。
この記事では特にインターネット関連分野、EC分野で注目されている中国企業の決算状況をまとめた。

■京東

京東(JD.com)は28日、2018年Q4と年間決算を発表した。Q4の収益は1348億元(約2.2兆円)で、前年比22.4%増。市場予想を上回る結果となった。Non-GAAP純利益は7.499億元(約125億円)である。

2018年の年間収益は4620億元(約7.7兆円)で、Non-GAAP純利益は35億元。2018年の年間AUは3.053億人。2018年度末時点での従業員数は約17万人で、全国に550の倉庫を所有している。

■bilibili

動画サイトbilibiliの2018年度の収益は41億元(約684億円)で、前年の同期より67%増加している。純損失は5.6億元(約93億円)と、前年より赤字は拡大した。

営業収益ではスマホゲーム有料ユーザーの増加をはじめとし、ゲーム事業の収益が特に増えた。2018年のゲーム事業収益は29億元(約484億円)で、前年比67%増。ライブストリーミングサービスと付加価値サービスの収益は5.856億元(約97.7億円)で、前年比232%増。

■楽視グループ

テレビやスマホの製造をする楽視グループの2018年度の収益は16億元(約268億円)で、前年比77.4%減。現在、楽視グループは債務超過に陥り経営危機に直面しており、2017年から上場廃止の可能性もささやかれている。

■蘇寧易購

蘇寧易購(Suning)の2018年度の収益は2453.11億元(約4.7兆円)で、前年比31%増。純利益は133.2億元(約2210億円)で前年比216%増。

■科大訊飛

中国AI開発の科大訊飛の2018年度の収益は80.67億元(約1346億円)で、前年比48.16%増。純利益は5.29億元(約88億円)で、前年比21.62%増。2019年の春節前に、科大訊飛はコスト削減のため30%の人員のリストラを報道された。これについて科大訊飛は、実際にはKPIによる従業員の調整を行い、リストラしたのは全体の5%以下であったとコメントしている。

■搜狗

検索エンジンと中国語入力システムの開発を行う搜狗の決算では、2018年の収益は11.2億米ドル(約1253億円)で、前年比24%増。営業収益は初めて10億米ドル(約1118億円)を突破した。また、純利益は9880万米ドル(約110.5億円)で前年比20%増。

搜狗は百度に次いで中国第二位の検索エンジンであり、搜狗開発の中国語入力システム(搜狗入力法)のユーザーも増えている。2018年Q4時点で搜狗入力法のDAUは4.3億人で、前年比28%増。

■暴風グループ

動画再生ソフト開発事業を展開する中国IT企業暴風グループの2018年度決算では、収益は11.23億元(約187億円)で前年比41%減。純損失は10.9億元(約182億円)で、前年と比べて赤字へ転落。収益減の主原因は、子会社の資金問題による在庫不足だという。また、白熱化するネット動画市場の競争に揉まれ、動画事業の収益も減っている。

 


中国経済全体の成長が減速傾向にあり、あらゆる企業が大きな影響を受けている。京東など一部大手企業は市場予想を上回るまでに順調な経営を見せているが、収益やユーザー数の成長スピードは間違いなく減速している。また、楽視や暴風グループなどの老舗有名企業は今まさに経営危機に直面している。

現在、業績の良しあしや社歴の長短に関わらず、中国企業はみな平等に冷え込みつつある中国経済の厳しい風に当たっている。チャイトピは今後も各社はどのように生き残りを見せていくのか、今回まとめには挙げなかった他の注目企業の動向・成績も含めて引き続き最新情報を伝えていく。

 

ソース:

http://tech.ifeng.com/a/20190228/45320910_0.shtml

http://tech.qq.com/a/20190228/000816.htm

http://tech.qq.com/a/20190227/010368.htm

http://tech.qq.com/a/20190227/009906.htm

http://www.ebrun.com/20190227/322097.shtml

http://media.people.com.cn/n1/2019/0202/c40606-30607091.html

http://tech.qq.com/a/20190227/010472.htm