健康診断事業を展開する中国企業愛康国賓(ikang)が買収による資金調達を完了した。投資企業はアリババ、蘇寧、雲鋒基金、博裕資本の4社。具体的な買収金額は公表されていない。

愛康国賓は健康診断を専門とする中国民営医療サービス企業であり、設立から何度も資金調達を行っている。2014年にナスダックにて上場したが、上場から約18ヶ月後の2015年、愛康国賓の創業者である張黎剛が上場廃止の考えを示した。その後、上場廃止に3年もの時間を費やした愛康国賓は激しい市場競争の中でチャンスを失った。しかし裏では同じく民営の医療サービス分野で競合企業である「美年健康」が2017年に「慈銘体検」を買収し、市場シェアを拡大させていた。

以前から愛康国宾はアリババの医療事業「アリババヘルス」と良好な協業関係を続けてきており、今回の買収を以て正式にアリババ運営に加入することになった。アリババは今後、愛康国賓と共に健康診断会員の管理システムの運用や、AIによる病気診断・病気予知システム等のサービス開拓など、幅広く共同事業を展開していくつもりであるとコメントしている。