日本では今年改元とゴールデンウイークが重なり十連休となった裏で、実は中国もほぼ同じ時期に4連休を迎えていた。「労働節(メーデー)」によって毎年5月1日から3日にかけては3連休であるが、今年は中国政府による指導で4連休に変更された。経済成長が減速気味であるなか、連休によって消費を刺激する狙いと見られる。そこで、この4連休を中国人はどう過ごしたのか、アリペイが発表した連休中の中国人観光客の消費データをチェックしてみよう。

連休に海外旅行した中国人一人当たりのアリペイ消費額は約1800元(約3万円)で前年比一割増となった。香港や東京、バンコクなどスマホ一台で支障なく旅行を楽しめる旅行先が特に人気である。年齢層については、70後・80後・90後だけでなく、さらに若い世代の00後やより年長の40後・50後世代の観光客も増えてきた。(中国では90年代生まれを「90後」と表す。70後なら70年代生まれ。)

▲連休中の世界人気観光地ランキング(1位から順に香港、タイ、韓国、日本、マカオ、台湾、マレーシア、オーストラリア、シンガポール、カンボジア)

◼️人気の旅行先

アリペイ経由の消費額から見ると、連休中に人気だった旅行先は香港、タイ、韓国、日本など。今年の中国人観光客の日本での消費は前年に比べ25%成長した。日本は特に今年モバイル決済の建設を推進し、アリペイ対応の店が増えてきたことが中国人の消費に直接影響したようだ。また、一人当たりの消費額からみると、アラブ首長国連邦への観光客が3275元(約5万3千円)でアジア1位、次いで韓国が2位、そして日本は3位であった。

◼️年齢層

海外でのアリペイ利用者は70〜90年代生まれの社会人層だけでなく、さらに若い世代の00後やより年長の40後・50後世代への分布も大きくなった。

特に00後の海外旅行者数は前年の8倍となり急成長した。一人当たりの消費額は560元(約9千円)。また、40後・50後の海外旅行者数も前年の2.4倍となり、一人当たりの消費額は1622元(約2万6千円)だった。

中国国家移民局のデータによると、この連休の間に出国した人数は延べ845.04万人で、1日平均では前年比9.26%増となった。中国人観光客の増加とともに海外のモバイル決済環境の整備も進み、日本を含め世界各国で中国のモバイル決済に対応する店や交通システムが増えており、中国人観光客にとってはより旅行しやすくなってきている。

ソース:http://www.techweb.com.cn/it/2019-05-05/2734425.shtml