阿里妈妈(アリママ)とは?

阿里巴巴(アリババ)経済圏のビッグデータを元にデジタルマーケティングを推進するための、アリババのデジタルマーケティングプラットフォームである。 

アリママの名前の由来は、アリババの「ババ」が中国語のお父さん(爸爸)と発音が似ているため、将来他社に、アリママ(中国語のお母さんと発音が似てる)が商標登録されることを避けるため、ジャック・マーは「アリママ」を含めた一連の関係名称の商標登録を行なった。 

アリママが提供するサービス

アリママは以下6つのサービスを提供している。

↑  阿里妈妈 公式サイトより引用

ユニデスク(Uni Desk)

ブランド向けの市場開拓プラットフォーム。
ブランドのマーケティングためのプロモーションおよび戦略、運営に関する解決方法を提供する。

直通車(直通车)

ブランドの為にカスタマイズされたリスティング広告ツール。企業側が商品の関連ワードを入札することができる。その関連ワードで商品が見られたごとでの報酬支払いが可能。

智鑽(智钻)

タオバオのサイトの90%以上のIMPをカバーしているRTBのプラットフォーム。広告の投資先をオークション形式で売買している。アリババの天猫、タオバオ以外にも、weiboやネットイースなどほかの媒体への広告投下も可能。

超級推薦(超级推荐)

そのユーザーに沿った商品を推薦するプラットフォーム。ライブ配信や人気商品、おすすめ商品などに活用されている。ブランド側はユーザーに対し、より簡単且つ効率的なリサーチが可能。

・淘宝客(淘宝客)

完全成果報酬型アフィリエイトプラットフォーム。サイト内外のメディア数は5万を超える。

品銷宝(品销宝)

ダイヤモンドブース広告の管理と運営。ダイヤモンドブース広告とは淘宝/手淘のブランドワードを含めた検索の際、検索結果の最初に表示される広告スペースのこと。ブランドマーケティングにおいて高く重要視されている。品銷宝は智鑽より敷居が高く、効果はより良い一方料金も高い。すでに一定の影響力のあるブランドに利用されることが多い。

達摩盤(达摩盘)

阿里妈妈のデータ管理プラットフォーム。消費者の行動、好み、位置などのデータを把握し、多様なターゲティングの提案が可能。

 

提言しているキーワードとマーケティングの傾向 

アリママは450万もの出店数を誇っている。 

そんなアリママは5つのキーワードと、Eコマースマーケティングの3つの傾向を提言している。

5つのキーワード

 ・UVの取得
 ・ユーザーに対する運営
 ・商品の運営
 
・コンテンツマーケティング
 
・サイト外広告投下

UVの取得

マーケティングにおいてUV数は大切なポイントである。UVによる収益性を上げる為にどこで、どうやって効率的にUVを獲得するかが重要視される。また、UVのカスタマイズデータ分配において、RTBが過去数年間で精度を大幅に向上させた。しかし、インターネットの急速な発展に伴い、その限界が見えてきている。

ユーザーに対する運営

過去1年間で、淘宝系プラットフォームは従来のUVを稼ぐ運営からユーザー向けの運営へ運営体制が変更されている。運営体制の変更に伴い、ブランド及び企業は、より一層ユーザーを重要視し、ユーザーを中心としたマーケティングの手法に切り替えている。

商品の運営

以前多かった人気商品を頼った運営戦略は効果が小さく、多くのブランドが様々な視点からの運営に切り換えた。店舗運営、測定、新商品、人気商品、在庫管理などは組織的戦略で行われており、マーケティングサイクル及び商品サイクルが重要視されている。

コンテンツマーケティング

2014年に、阿里巴巴のCEOである逍遥子はコンテンツマーケティングを提案した。その戦略は淘宝を発展させるための第1戦略となった。 戦略の推進により、ライブコマースの売り上げは年間1000億元を超え、淘宝の社長である蒋凡も、将来的に淘宝の全商品の動画を出すことを明言。 現在の急速な発展期において「コンテンツマーケティングの利用」及び「運営の精度」を高めることが課題である。

サイト外広告投下

サイト外広告のメリットはコストが低い、大量のUVを獲得できるなどである。デメリットは変動性が大きい、規則が見つけにくい、クロージングが難しいなどだ。しかしサイト内外の広告投下を連動することは非常に効果的であるため、いまある問題を解決することが今後の課題となっている。 

 

Eコマースマーケティングの3つの傾向

傾向1 :新規顧客を獲得する施策が運営のキーポイント
傾向2:細分化されたコンテンツマーケティングが台頭
傾向3: 「淘宝外」のUVを「淘宝内」へ 

新規顧客を獲得する施策が運営のキーポイント

多くのブランドは新規顧客を獲得していくことを共通認識とし、直接効果の高いツールでUVのボトルネックを解消することを望んでいる。 必要なことは単発での売上をあげることではなく、持続的なマーケティングであり、A(認知)I(関心)P(購入)L(忠誠)を階層的に分けたアプローチが重要となってくる。

細分化されたコンテンツマーケティングが台頭

テキスト画像、ショートムービー、ライブコマースなどの代表的なコンテンツマーケティングは、ブランドに新たなマーケティング視点をもたらし、尚且、広告効果のPDCAを回す環境をもたらしている。その中でもライブコマースは高客単価のユーザーに直接商品への購買意欲をあげることに成功した。コンテンツの発展以降ブランドは、精密な運用システムとUVを促進するための広告を求めた。ブランドの「具体的な内容が理解されない」という課題により、プラットフォーム上で評価システムは特に重要なサービスである。

「淘宝外」のUVを「淘宝内」へ

 個人、家庭、公共などの様々な場所で複数回に渡りリサーチするブランドはユーザーへの接触回数の多さから、受け入れられやすい。そのため淘宝では一貫した一つの場所で何度も接触できるように努めている。したがって淘宝は多くのメディアと連動し、サイト外からのUVを増やし、最終的にはサイト内でのクロージングを目指している。

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【中国EC】アリババのデジタルマーケティング阿里妈妈(アリママ)とは?(2)